ニッポンバラタナゴ

淡水魚

名前

和名:ニッポンバラタナゴ
学名:Rhodeus ocellatus kurumeus

生息地

大阪府東部、奈良県、兵庫県、岡山県、香川県、九州北部
かつては西日本に広く生息していたが現在の生息地は限られており、
絶滅の危機に瀕している。

形態

全長:4〜6cm
口ひげ:なし

体高が高く、口ひげは無い。雄の尾鰭中央に褐色の斑がある。
背びれ中央あたりから尾びれの基底にかけて青色の線が入る。
オスは繁殖期になると婚姻色が現れ、背面は青緑、体側と眼の上部が紅色になる。この色がバラのようになることが「バラタナゴ」の由来。
一方、メスは体側は黄色のような色になる。背びれに黒い斑が出ることが多い。
また、繁殖期になると産卵管が伸びる。

生態

繁殖期:3〜9月
池や流れのゆるやかな用水路に生息する。小型の水生昆虫、浮遊動物、付着藻類を食べる。
繁殖期は3月下旬から9月とされている。繁殖期になるとオスは婚姻色が発現し、
淡水の二枚貝の周囲に縄張りを持ち、他のオスの侵入を防ぐが密度によってなわばりをもたないこともある。
他のタナゴ類同様、二枚貝(主にドブガイ類)に産卵する。
ふ化後、20日前後で貝から泳ぎ出し、動物プランクトン等を食べて成長する。

その他

中国大陸から移入されたタイリクバラタナゴとニッポンバラタナゴの交雑がすすみ現在は絶滅の危機にある。 

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