名前
和名:ミナミメダカ
学名:Oryzias latipes
生息地
本州~沖縄県。海外では朝鮮半島・中国大陸・台湾まで広く分布する。
レッドリスト
環境省レッドリスト2020:絶滅危惧Ⅱ類
大阪府レッドリスト2014:絶滅危惧Ⅱ類
形態
全長:4cmほど
口ひげ:なし
頭部が縦扁し、その背面は平たい。側線はない。口は小さく上を向いているのが特徴。
オスは背びれに切れ込みが入り、臀びれが長い。
メスは背びれの切れ込みはなく、臀びれもオスと比べると長くならない。
眼は大きく、位置は高い。
生態
動物プランクトンや底生生物、付着藻類などを食べる。
水面の近くで群れを作って泳ぐ。
水温が20℃を越える4月~10月に産卵し、メスの臀びれ付近に卵をつけ、その後水草などにつける。
従来はメダカは1種とされていたが2012年に”キタノメダカ”と”ミナミメダカ”に分かれた。
河川改修による生息環境の変化や外来種による捕食、生息場所の消失、化学物質の流入、特定外来生物であるカダヤシとの競合などにより減少している。
さらに近年問題となっているのがペットショップで販売されている品種改良されたメダカが
誤った認識で川や池に放流されることにより、その土地の環境の変化とともに進化してきた
野生のミナミメダカの遺伝子が汚染されることが減少要因となっていることである。
オスとメスの見分け方
オスはメスと比べると背びれに切り込みが入り、臀びれが長く大きい。
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